他の広告との違い

インターネット上では動画広告だけではなく、テキスト広告やバナー広告と呼ばれるような種類の広告も存在しています。それでは、動画広告はテキスト広告、バナー広告と比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

動画広告の特徴となっているのは「伝えることができる情報量が多い」ということです。動画に加えて音声も情報として使用することができるため、しっかりみてもらうことができるような動画を作ることができれば、テキスト広告やバナー広告とは比べ物にならない程の情報を伝えることができます。その分、制作が難しい点と、広告の出し方について注意しなければスキップされてしまう可能性が高くなる点が弱点です。

テキスト形式の広告は、他の広告に比べて非常に簡単に作成することができます。訴求力のある文章を書くというスキルこそ求められるものの、特別な技術が必要なものではありません。その代わり、伝えることができる情報量はどうしても少なくなります。

バナー広告はその中間的な存在です。制作は動画よりも簡単ですがテキストよりも難しく、伝えられる情報量も動画に比べると少なくテキストに比べると多くなります。昨今では、フラッシュを使った動画バナー広告などもあります。

認知拡大動画

広告動画の種類として、次に紹介するのは「認知拡大動画」についてです。認知拡大動画は、その名前の通り自社の製品やサービス、あるいは自社自体についてより多くの人に知ってもらうための動画のことを言います。主に新しい製品やサービスの販売を始めた際などに使用されることが多いでしょう。SNSとの親和性が高いもので、より多くの人に広めてもらう事ができるような動画が制作されることになるのが一般的です。

始めてみた人にとって「驚き」を与えるような動画や、見ているだけで「面白い」動画などがこのタイプの広告動画として効果的になります。こういった動画は、その動画を見た人が、また友人知人に対して広めてくれる効果が期待できるためです。そのため、商品やサービス自体の情報については単体ではそれほど示されていない動画が多いでしょう。

また、昨今では多くなっている動画サイトのアフィリエイト広告を利用することによって収益を得ることを目的としているのもこの認知拡大動画となります。その動画がより多くの人に広められ、見て貰う事自体が収入を生み出す仕組みとなっているため、商品やサービスなどの広告を行う必要がなく、単純に面白いことや驚くことにフォーカスできます。

ブランディング動画

それでは、SNS上などでよく見られるようになっている動画広告には、どのような種類のものがあるのでしょうか。動画広告の種類の一つとして「ブランディング動画」と呼ばれるものがあります。ブランディング動画というのは、その動画を見た人に対して、自社の「ブランド力」が高いものであると印象づける動画のことを言います。では、動画を通してブランディングを行うことによって、どのような効果が期待できるのでしょうか。

ブランディング動画は、すべてのサービスや商品、会社の広告として優れた性能を持っているものではありません。一部の「信頼性」が重要になるサービスや商品の広告として、高い効果を持っているものとなります。例えば車や時計、バッグなどは、ブランドによる力が大きい分野です。そのため、動画の内容も、自社の製品やサービスが信用できるものであることを示すような内容になっているものが多いでしょう。

自社の製品ではこんなことができる、何年後も使える、こんなに多くの人が使っている、というようなことを知らせることによって、購入を検討している人に対して印象づけることが重要なポイントとなっています。拡散されることより、見た人一人ひとりに対する効果を期待するものです。

動画広告の普及

ここ数年の間で、インターネットを使用したマーケティングというのは大きく変化することになりました。何より大きな変化となった点が3つあります。1つは「スマートフォン」の普及です。これによって、多くの人がいつでも何処でもインターネットに接続できるようになりました。一般的なものになったことによって、中学生や高校生などの若い層もインターネットを使用する機会が多くなっているのもポイントの一つです。

もう1つのポイントとなるのは、「回線が高速化」したことです。スマートフォンにせよパソコンにせよ、光回線が一般的になったことによってデータの読み込み速度が飛躍的に向上することになりました。これまでのインターネット広告では、あまり情報量が多いものは転送速度の問題で使用できなかったのに対して、昨今ではこの壁がなくなっているため比較的行いやすくなっています。

そしてもう1つのポイントとなっているのが「SNSの一般化」です。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称であるSNSは、様々な種類のものが存在しており、多くの人が利用するものとなりました。このSNSに対して広告を行うことによって、効果的な広告が行えるようになったのが大きな変化です。

これらの3つの変化点が複合した結果、今多くなっているのが「SNS上の動画広告」です。動画広告の市場は2012年から2017年にかけて14倍にまで膨らみ、動画による広告が非常に重要なマーケティングとなっています